ベランダファーム

2018年03月05日

引いても駄目なら

今年のネオは、寒い思いをさせていないこと、彼女ができたたことが原因で、私と一緒に眠ってくれない。
この状態で、今日はネオの左側に頭をよせて、仮眠をとってみたところ、ネオも身を寄せて、目を閉じて眠ってくれた。

猫に大事な人扱いされるのは、とてもうれしい。今までは、自分がそばで眠るという発想が無かったが、仕事中にネオは私を呼びに来る。いままで、おやつが欲しいからとか、人間の一方的な考え方だったので、ふと考えを変えてみた。

ネオを抱っこしてみたり、呼んでみたりと、ネオを引っ張りこもうという考えだったのです。今回は「ひいてもダメなら押してみろ」という発想で、自分から甘えてみたところ、意外と兄弟風に接してくれたのかもしれない。

彼女はどなたでもおなじみの、甘いものが好きであるし、以前ご自身でもパンケーキの店をひらいていた。
デザートにも興味津々なわけです。でも、堅実な女性で、価格やブランドには左右されない・・そうでもないか（笑）。
イチゴをよく食べるので、そのまま食べるのもなんだから、ケーキと一緒にいただいちまいましょう！
と同意しましたが、健康を気遣ってか？一個だけをピクニック帰りに購入し、飲酒後のデザートになってしまったのです。今日はひな祭りだったわけです。

赤やピンク系のケーキがたくさん並んでいました。

朝の食事に気合が入らないときは、手抜き料理にする。ただし、野菜スープは前日のスープに刻んだトマトなどを入れて煮込むミネストローネ風スープ。
近所のおいしいパン屋から厚切り食パンを入手し、出来上がってみたら、昔懐かし喫茶店のモーニングとなってしまいました。

より手抜きの方法として、ゆで卵からつきを用意。お客さん自ら、殻をとってもらうこととした。

ミネストローネ風スープは、昨日のポトフの残りを改造しました。ブロッコリー、ミックスベジタブル、トマトを追加して煮込みますので、食物繊維の宝庫です。トマトの酸味とベーコンの香りが食欲をそそります。

最後に、妻に教えてもらっていた、お寿司です。
安いびんちょうマグロをづけにして、さいの目に切って酢飯とあえます。胡麻と大場の刻んだものも混ぜます。
結局二種類の寿司を作ることとなりました。づけのたれはみりん、醤油、ワサビ、をバランスよく（笑）混ぜます。
一旦マグロ自体は湯引きして、表面の色が変わるくらいにしてから、ガーゼなどで巻いて、漬け込みます。
好みですが、１５分から３０分程度で、あめ色につかるほうがおいしいですね。

そんななか、以前ネオはびんちょう鮪だけは、多めに食べるので、数枚スライスしておきました。もちろんづけにはしていません。
いくつか手でちぎってあげたところ、おいしそうにむしゃむしゃ食べましたが、食べ方は極端に下手です。
カリカリは上手ですが、柔らかいなものは、下手ですね。

そんな姿を、彼女は私とネオに向かって「大将びんちょう握ってくれ！」とか声をかけていました。
私はネオ専用のすし屋と化してしまったわけです。

（もうにかんにぎってニャ）
それからは、びんちょうの在庫があると思って、ずっと「大将今度は刺身で・・」などとネオはそばを離れませんでした。

うちには二匹の猫がいると彼女に話しています。ネオと彼女ですね。
彼女にも、ネオにも、「来てくれてありがとう」と感謝の言葉を伝えています。

時々彼女の眼に、光るものが見えます。ずっとつらい春を過ごしてきたんだね。

多くの犠牲の上に自分たちが生きているわけではないと思う。

死別した人を忘れたわけではない。生きているからこそ、幸せを求め続けるのが人間なのかなと思っています。

生かしてもらってるんでしょうね。胸からおなかに続く大きな手術痕を見るといつもそう思う。

心の傷というよりも、目に見えて、少々痛みが残っている傷は、わかりやすい。
それにしても昨日は１万４千歩以上歩いている。
狭心症のころより、疲労感が残る。良かったら、美味しいもの作ったから、食べてね。